世界の肥満度が2倍に / 肥満度1位は米国、日本は? | ロケットニュース24
世界的に有名な英医学誌『ランセット(The Lancet)』から発表された最新の論文によると、世界の肥満度は、1980年代と比べ、約2倍となったことが判明した。この肥満に関する研究は、ビル&メリンダ・ゲイツ財団と世界保健機構(WHO)がスポンサーとなって行われた。
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先進国で肥満度1位となったのは米国、2位はニュージーランド、そして日本は先進国の中では最も低い肥満度を記録。先進国以外の国も含めた統計では、太平洋諸島に暮らす人々の肥満度が平均値で最高となった。
肥満度の上昇率が高かった国は、米国、ニュージーランド、オーストラリア、英国。一方、ベルギー、フィンランド、フランス、スイスは肥満度にさほどの変化は見られなかった。特に興味深い結果となったのは、イタリア女性の肥満度は1980年代に比べ減少していることである。
ミシガン州の肥満の傾向
今回の調査ではBMI値が使用された。BMIとは、Body Mass Indexを短く表現したもので、身長と体重の関係から肥満度を表す数値である。算出方法は、体重を身長の二乗で割った値で、たとえば、体重70kgで身長165cmであれば、BMI値は25.7となり、理想とされる標準値22を上回り、肥満とされる。
BMI値25以上を肥満とすれば、世界人口の1割、約6億人が肥満となり、男女別では、男性は2億5百万人、女性は2億9千7百万人となる。
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BMI計算式から見えてくるのは、あくまで身長と体重の関係であり、本当の肥満を表すものではない。筋肉質なスポーツ選手であれば肥満のカテゴリに区分けされる可能性もある。また、BMI値が理想とされる標準値22であっても、内臓に脂肪を抱えていれば、とても危険な肥満状態と言える。
日本は先進国では最低のBMI値となったが、内臓に脂肪がある人は喜んではいられない。
screenshot:chicagotribune.com
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